女性の一人暮らしで一番大切なことは「安全であること」
「これからは自分ひとりなんだ。
危ない目に遭わないように、しっかりと自分を守らなきゃ」
一人暮らしを決めたとき、私の頭に一番最初に浮かんだ言葉がこれでした。
家族と一緒に暮らしてきた家を出て、自分ひとりで生活して行く。
それはとても不安ですし、寂しくて心細いものです。
新しい生活を思い浮かべてワクワクする一方で、急にふっと不安な気持ちになったりします。
実際一人暮らしを始めたばかりの頃は寂しさや不安を感じることが多くて、特に夜寝る時になると「寝ている間に不審者が侵入してきたらどうしよう」と考えてしまって怖くて眠れなくなったり。
でも今は大丈夫、安心して眠れるようになりました。
それもすべて、防犯面や安全性をしっかり考えて物件を選んだお陰です。
女性の一人暮らしでは、安全性や防犯性の高い物件を選ぶことが非常に重要です。
防犯対策は物件選びの時点ですでに始まっているのです。

この記事では、女性一人暮らしの物件に欠かせないポイントと、内見で見極めておきたいポイントをまとめています。
東京で部屋を探す女性、特に初めて一人暮らしをする女性は参考にしてみてください。
※マンションとアパートは、明確に区別する基準がないようです。他にもメゾネットなど種類がありますが、この記事では賃貸物件を「マンション」という呼び方で統一しています。
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女性一人暮らしのマンション選びの必須条件

女性一人暮らしのための物件選びには、欠かせない条件が3つあります。
- マンション入り口のオートロック
- 防犯カメラ
- 駅近
防犯を考えるならぜひ押さえておきたいポイントです。
部外者が入れない、入りにくい物件を選ぶのが基本。
考えてみてほしいのですが、オートロックのない誰でも自由に出入りできるマンションに住むということは、朝会社に行こうとドアを開けたら知らない人間がそこに立っているかもしれないということです。
そんな怖いことを想像したくありませんが、排除できるリスクは最初から排除しておいた方が安心です。
また、夜道を歩く時間はなるべく短い方が良いですし、駅から近い物件であれば人通りもあります。
駅近という条件は仕事から疲れて帰ったときや悪天候のときにすぐに家に着けるというメリットだけでなく、防犯上でも大きなメリットがあります。
物件選びの流れ ー安心して住める物件を見つけようー
物件を選ぶ際は、こんな流れで進めると自分の希望に合う物件に出会えます。
- 家賃や間取りなど、譲れない条件を箇条書きにする
- 大体の住みたいエリアを絞る(治安の悪いところは避ける)
- スマホアプリやネットで候補の物件を見つける(①で書き出した条件で絞って検索)
- 内見を申し込む
- 内見の際、以下のチェックポイントを参考に物件を見る
物件選びの流れについては別の記事で詳しくまとめています。
ぜひこちらも読んでみてください。
http://happyour30s.com/2019/02/12/flowofsearch/
内見の際のチェックポイント

住みたい物件を見つけたら、次はいよいよ内見ですね。
内見の際にチェックするポイントは、以下の通りです。
マンションの外観チェック

物件を外側から見て、部外者が侵入しづらい造りになっているかを確認します。
- マンションの入り口がオートロックになっているか
- マンションの入り口や裏口に防犯カメラがついているか
- ベランダが人通りのある通りに面しているか
- ベランダや廊下の近くによじ登れるような配管がないか
- 自転車置き場とゴミ捨て場が明るく、視界が開けているか(壁に囲まれていないか)
特にベランダは要チェックです。
人がよじ登れるような足場や配管がないかを確認します。
オートロックや防犯カメラのついた物件は家賃も高くなる傾向があるのでその兼ね合いもありますが、女性の一人暮らしならセキュリティの整った物件を選んだ方が後々安心です。
防犯カメラは多いほど良いです。
郵便受け、自転車置き場、ゴミ捨て場にも付いていると安心です。
自転車置き場やゴミ捨て場もチェックしておきたいところ。
コンクリートの壁で囲まれた部屋のようになっていることがあるのですが、そういった造りの物件は私はお勧めしません。
中に誰かいたとしても行ってみないとわからないし、不審者が潜みやすいからです。
自転車置き場やゴミ捨て場には周囲の視界を遮るような壁がなく、誰からでも丸見えなくらいが防犯上良いと思います。
周辺環境チェック
次に周辺環境のチェックポイントです。
駅から物件までの道を重点的に確認しておきましょう。
- 駅から近い(できれば5分以内)
- マンション周辺の道幅が広く、見通しが良い
- 街灯が多く、夜でも道が明るい
- 夜遅くまで人通りや車通りがある
内見の際はお部屋の中をメインに見ますので、マンション周辺をじっくり観察するのは難しいかもしれません。
それでも不動産屋さんにお願いすれば、近くの道にどのくらい街灯があるか、どんなお店があるかをチェックする時間を作ってくれます。
そして特に知っておきたいのが夜の街の様子。
夜遅くに内見することはほぼないと思いますので自分で下見に行くしかないのですが、できれば契約する前に見ておきたいところです。
昼間ではわからないことがたくさんありますし、住んでから怖い思いをしても遅いですからね。
夜自分で行くのが難しい場合は不動産屋さんに詳しく聞きましょう。
あと、遅くまで営業しているレストランが近くにあると夜でも多少明るいですし、人通りもあります。
内見に行ったときに近くにどんなお店があるのかメモしておいて、帰ってから営業時間を調べてみるのも有効です。
周辺住人の印象も要チェック

その地域に住む人たちの雰囲気も重要です。
細かいことは住んでみないとわからないとしても、近所のスーパーやコンビニに行ってみたり、マンションの近くをぐるっと歩いてみるだけでもその地域に住む人たちの雰囲気を掴むことができます。
学生が多いとか、ファミリー層が多いとか。
道端で井戸端会議をしているおばさんがいるとか、犬の散歩をしている人が多いとか。
ちなみに私の家の近所を偵察したときは、
- 小さい子供や学生は少ない
- 30〜50代の夫婦が多い
- 小型犬を散歩している人が多い
このくらいのことはわかりました。
閑静な住宅街で、だいたいどの時間帯でも5〜6人は外を歩いている人を見かけます。
同じマンションの住人について

同じマンションにどんな人が住んでいるのか気になるところですし、入居後のトラブルを避けるためにも確認しておいた方が良いです。
どんなにオートロックがしっかりしていても、同じ物件の中に変な人がいたら意味がないですからね。
同じマンションの住人については、不動産屋さんや管理会社に聞くとある程度は教えてくれます。
私の場合は不動産屋さんに詳しく聞きました。
「周りの住人の方はどんな方々なんでしょうか・・・ちょっと不安です」
と不安な気持ちを話したところ、
「ポン吉さんと同じような方が多いですよ。年代も同じくらいの方が多いですし、皆さんきちんとお仕事なさってる方ですし・・・お会いした感じでも変な人はいなかったですね。女性と男性の割合は半々といったところです」
とのこと。
不動産屋さんは実際に他の住人とも会っているので、そういう人からの情報は聞いておいて損はないです。
身元が保証された人でないと入居できない審査付きの物件もあります。
私の物件も入居の際に審査があったようです。
(契約の時、不動産屋さんから聞いて知りました)
勤務先を申告した上で給与明細の原本を見せる必要があったりするので、そういった審査は安心材料になりますね。
各チェックポイントについて詳しく

ここからは、いくつかの重要なチェックポイントについて詳しく解説します。
長くなるので必要なところだけ読み飛ばしてくださいね。
夜でも道が明るいか
街灯が設置されている間隔によって、夜道の暗さは大きく変わります。
昼間は気づかないけれど、街灯が少ないと本当に道が暗いのです。
私の実家のあたりは街灯と街灯の間隔がかなり広いので、夜になるととても暗くてちょっと怖いです。
すれ違う人の顔がよく見えないどころか、自分の手のひらに書いた文字も読めないくらいの暗さ。
街灯は多ければ多いほど安心です。
夜遅くまで人通りや車通りがあるか
人の目がある方が安心です。
人に見られていると思えば、誰でも変なことはできません。
周囲に人がいれば危険な目に遭うリスクが減るし、万が一何かあったときでも通行人に助けを求められるのです。
地方から出てきた人がよく言うのが
「人がいない方が安全だよ!田舎は人がいないから安全だもん。襲ってくる奴すらいないから(笑)」
ということなのですが(私の友達は例外なくみんな言います・・・)、
間違いなく人通りは多い方がいいです。
常に人の目があって簡単には悪さできない。
何かあってもすぐに助けを呼べる。
そんな環境をお勧めします。
誰もいないと誰にも助けてもらえませんからね。
ベランダが人通りのある道に面しているか
女性の一人暮らしで怖いのは、ベランダから侵入されること。
ベランダが通行人から見えやすいところにあれば、侵入されにくくなります。
やはり人の目があるところでは誰でも悪さしづらいので、防犯上の抑止効果になります。
ベランダが丸見えだと洗濯物を干しづらいという弊害はありますが、女性が一人暮らしという時点で外に洗濯物を干そうとは考えない方が良いです。
「この部屋には女性が住んでいますよ」と示すのと同じですからね。
私自身一人暮らしを始めてから外に洗濯物を干したことは一度もないのですが、部屋干しと乾燥機の二刀流で雨の日も関係なく洗濯できるし、今のところ不便に感じたことはないですね。
ベランダや廊下の近くによじ登れるような配管がないか
マンションの入り口がオートロックになっていても、配管などをよじ登って侵入する輩もいます。
だから部屋を内見する時にはマンションの外観もじっくりチェック。
よじ登れそうな配管や足場がないか、よく見ておきます。
自分がこのマンションに侵入しようとしたらどこからよじ登るか?という視点で物件を見ていくと、登れそうな配管や足場になりそうな場所に気付きやすいです。
焦って決めずに納得がいくまでたくさんの物件を見る
焦ると大切なことを見落としたり、妥協してはいけないところで妥協してしまうことになります。
不動産屋さんに行く前に、絶対に譲れない条件を紙に書き出してリストを作っておくのがおすすめです。
一人暮らしの経験者に話を聞いておくのも良いことです。
自分では気づかなかった視点に気づかせてくれることがあります。
例えば
「角部屋は窓が多い分カーテン代が余計にかかるし、防犯上も不安要素が増えるだけだよ」とか
「24時間ゴミ出しOKの物件に住んでみたけど、夏場は悪臭がひどくて結構キツイよ」とか。
私が経験者から聞いた情報の中で役に立ったと思うのは、
「大通りの近くに住むと良い」
ということですね。
大通りが近いと車やバイクの音がうるさそうだと思っていたんですが、二重サッシになっていれば音はほとんど気になりません。
洗濯物も部屋の中に干しているから排気ガスの影響を感じることもないです。
常に人通りがあるし、バスも通っているのでなんとなく安心です。
[まとめ]防犯重視のマンション選び
30代女性の一人暮らし。
マンションを選ぶ上で大切なのはマンションの外観、周辺環境、近隣の住人について確認することでした。
チェックポイントをまとめると・・・
- 夜でも人通りがあって道が明るいか確認すること(暗い夜道を避ける)
- マンションの外観を見て、侵入されやすいところがないかチェックすること
- マンション内に死角となる場所がないか確認すること
(暗くて閉鎖的な自転車置き場やゴミ捨て場に注意) - 夜でも人通りがあって道が明るいか確認すること(暗い夜道を避ける)
- 近所に住む人たちを観察しておおよその雰囲気を探っておくこと
ですね。
私自身、事前に色々と調査したことが今の安心感に繋がっていると実感しています。
夜遅い時間に帰る時、「道が明るくてよかった」と思いますし、夜寝るときに「このマンションにしてよかった」と思います。
やっぱり安心して生活できることが一番大切です。
一人暮らしを始めようと思っている女性の皆さんに、良い物件を選んで安心して毎日の生活を楽しんでほしいです。
不安材料がないかをしっかりチェックしてマンションを決めたら、今度は部屋の中の防犯対策を考える番です。
そちらは別記事で書きますので、ぜひご覧ください(^^)
最後までお読みいただいてありがとうございました!